USBから手軽にI2C、SPIのデバイスが使用可能
底面ピンで基板取付簡単
イギリスDevantechの製品。パソコンのUSBをI2C、SPI(シリアル・ペリフェラル・インタフェース)、UARTのシリアル通信に変換することができ、プログラムよりI2C、SPI等ののデバイスを制御することができます。機能は、USB-ISSと同じですが、本品は、ピンが底面に出ているため基板、ブレッドボードへの取り付けが容易になっています。
ピンが底面
機能は、USB-ISSと同じですが、本品は、ピンが底面に出ているため基板、ブレッドボードへの取り付けが容易になっています。
ただし、信号入出力ピンと電圧切り替え・ファームウェアアップデートジャンパーピンが50mil(1.27mm)ずれているため、そのままでは信号入出力ピンとジャンパーピンの両方はささりません。
I2C、SPI、URATを切り替えて使用可能
コマンドで設定することにより、I/O、SPI 、シリアル(UART)、 I2C、 I2C+シリアル(UART)の5つのモードを切り替えて使用できます。
5V・3.3V切り替え可能
信号電圧、外部供給電圧は、ジャンパーピンで設定することにより、5V・3.3Vのどちらでも使用できます。
I²C(I2C)モード
通信速度は、20kHz、50KHZ、100kHz、400kHz、1000kHz の各速度を使用することができます。通信クロックは、ソフトウェア(Bit bashed)によるものとハードウェアによるものを選択できます。
選択可能な速度
ソフトウェアの場合 20kHz、50KHZ、100kHz、400kHz
ハードウェアの場合 100kHz、400kHz、1000kHz
I²Cモードは、UARTと併用することもできます。
複数のI2Cデバイスを接続することができます。
バスマスターとしてのみ使用できます。
SCLとSDAは、I2Cモードにすると自動的に4.7kΩでプルアップされます。ほかのモードにすると解除されます。
SPI (シリアル・ペリフェラル・インターフェイス)モード
SPIの通信速度(SCK)は、
SCK = 6000000 / (divisor+1) divisor:1~255の整数
で設定します。よって、23.44khzから3MHzまでの範囲で設定することができます。
CE(チップ・イネーブル)出力が1個しかないため、デバイスは1個しか接続できません。
UART (シリアル)モード
UARTの通信速度(baud rate)は、下記の式で設定値xを求めます。
x = (48000000/(16×baud rate))-1
整数にならない場合は、近似の整数値にします。
x は、1から9999まで設定できます。よって、300bpsから3Mbpsまで使用可能です。
1回の送受信できるデータは、送信は32バイト、受信64バイトです。
USB RS232C変換器のような連続したデータの送受信はできません。
I/Oモード
4本のピンを単なるデジタル入出力のGPIOとして使うこともできます。
Windowsで使用可能
Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows XPで使用することができます。
Windows ドライバーダウンロード
仮想COMポートとして動作
パソコンのUSBに接続すると、仮想COMポート(VCP)として動作しますので、RS232C通信と同様になり、HID(キーボード等のHuman Interface Device)仕様のものと違って、比較的簡単にプログラムを作成することができます。
端子
端子仕様
ヘッダーピン寸法 □0.64mm 推奨基板穴径1.02 ±0.05 mm
寸法図(単位インチ、カッコ内mm)
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マニュアル(英語)
マニュアル(日本語版)
ターミナルソフト TeraTermによる確認方法
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