端子
通信モードにより、各端子の機能が異なります。
各端子の説明
3.3V、または、5V
外部回路へ電源を供給します。
ショートピンにより、3.3V、または、5Vを設定します。
ショートピンを外すと3.3V、つけると5Vになります。SDA、SCL等のバス電圧も同じ電圧になります。
USB-ISSのCPUは、どちらでも動作します。
3.3Vのとき、レギュレーターが50mAまで供給できますので、内部消費分を除き、30mAまで外部回路で使用することができます。
この端子に外部より電圧を印加しないでください。
LED
USB端子より電源が入力されると緑のLEDが点灯します。
I2CまたはSPIで有効なコマンドを受けるたびに赤のLEDが点滅します。
I/O
I/O1〜4の各端子は、各々アナログ入力、デジタル入力、または、デジタル出力を設定することができます。
入力は、トレラント入力になっていませんので、ショートピンで設定した電源電圧(3.3Vまたは5)を超える電圧を印加することはできません。
アナログ入力は、0Vから電源電圧までの範囲で入力でき、0〜1023(10ビットA/D変換)の値を得ることができます。
SCL、SDA
これらは、I2Cのバス端子です。I2Cスレーブデバイスに直接接続してください。USB-ISSは、バスマスターとしてのみ動作します。I2Cモードでは、基板上の4.7kΩの抵抗器でプルアップされます。ほかのモードにするとプルアップは解除されます。
SDI、SCK、SDO、CE
これらは、SPIのバス端子です。
SDIは、SPIデバイスからUSB-ISSへの入力です。SPIデバイスのSDOに接続してください。
SDOは、USB-ISSからSPIデバイスへの出力です。SPIデバイスのSDIに接続してください。
SCKは、USB-ISSからのクロック出力です。SPIデバイスのSCKに接続してください。
CEは、アクティブローのチップ・イネーブル信号です。SPIデバイスのCEに接続してください。
CE出力が1個しかありませんので、SPIデバイスは、1個しか接続できません。
Tx、Rx
UARTの送信(Tx)、受信(Rx)のための端子です。これらの信号電圧は、RS232Cではありませんので、RS232Cを直接接続しないでください。RS232Cで使用したい場合は、適切な信号レベル変換ICをご使用ください。
GND
I2C、SPI、UARTの各デバイスのGNDと接続してください。