オシロスコープ機能
200kHzまでの波形を表示可能な2現象オシロスコープです。サンプリングレートは2MPS(メガ毎秒)でナイキスト定理上、1MHzですが、原形に近い波形を観測するには、200kHzまでです。
ロジックアナライザー機能
サンプリングレートは2MPS(メガ毎秒)、8チャネルのロジックアナライザーです。
ただし、入力電圧は、3.3Vまでです。3kΩの抵抗器を直列に接続すると、5Vの信号も入力することができますが、最大周波数が200kHzに制限されます。
UART(RS232Cでよく使われるシリアル通信。電圧レベルはRS232Cには対応していません)、 I2C、 SPIのシリアル通信のプロトコルアナライザー機能も有していますので、マイクロコントローラー等のシリアル通信のデバッグに便利です。
オシロスコープとロジックアナライザー同時表示可能
アナログ(オシロスコープ)とロジックアナライザー(デジタル)を同時に表示することができます。
Android端末で表示可能
Androidスマートフォン、タブレットのUSBに接続すると、その画面上で波形(現状は、アナログのオシロスコープのみ対応。デジタル信号のロジックアナライザーには対応していません)などを見ることができます。本器よりも大きな画面で見ることができ、見やすくなります。
Androidへの接続の情報(英語)
専用アプリOscilloscope Proを別途Google Playより購入(700円)する必要があります。
ただし、USBホスト機能を備えた機種・Androidのバージョン(3.1以降)でのみ使用することができます。
USB端子に接続すると、電源は、USBより供給されます。ピンヘッダーの電源端子には電源を接続しないでください。
Oscilloscope Proを使用する場合、ファームウェアのアップデートが必要な場合があります。下記のサイトを参照して、アップデートを行ってください。
ファームウェアアップデートのしかた
最新ファームウェアダウンロード
多彩なトリガー
ノーマル、シングル、オート、立ち上がりエッジ・立ち下りエッジの選択ができます。また、トリガーレベルの調整も可能です。
メーターモード
平均値、ピークtoピーク、周波数の表示が可能です。
XYモード
リサージュ波形
2つの波形の位相差表示
外部抵抗を使用し、V/I (電圧/電流)の曲線表示
スペクトラムアナライザー
各周波数の強さを表示する、スペクトラムアナライザー(FFTアナライザー)機能もあります。
矩形窓、ハミング窓、ハン窓、ブラックマン窓の窓関数(ウィンドウ関数)に対応しています。
任意波形発生器(AWG)
各パラメーターを設定し、任意の波形信号を発生させるファンクションジェネレーターとしての出力が1点あります。
正弦波(Sine Wave)、方形波(Square Wave)、三角波(Triangle Wave)、指数関数波(Exponential Wave)、周期的ノイズ(Periodic Noise)、任意に作成した信号波(Custom Wave)を出力することができます。Custom Waveは、パソコンにつないで作成します。
周波数、電圧、デューティー比を変えることができます。
ブレッドボードにぴったり
図の単位はmil(1インチの1000分の1)です。ピンは、100milの倍数の配置になっていますので、ブレッドボード、ユニバーサル基板にそのまま挿入することができます。特にブレッドボードでの実験に便利です。
Windowsパソコンに接続して使用可能
マイクロUSBを使ってパソコンに接続し、専用ソフトを使うと、パソコンの画面で波形を表示することができます。
このソフトを実行するためには、.NET Framework 4.0をインストールする必要があります。
専用ソフト ダウンロード
Windows Vista、Windows 7、Windows 8用USBドライバー ダウンロード
Windows XP用USBドライバー ダウンロード
最新のソフトを使用する場合、ファームウェアのアップデートが必要な場合があります。下記のサイトを参照して、アップデートを行ってください。
ファームウェアアップデートのしかた
ユーザー作成のプログラムから使用することも可能
パソコンにUSBで接続し、仮想シリアルポートと使用すると、ユーザープログラムからデータの読み出し等を行うことができます。
また、WinUSB、または、LibUSBを使って、直接USBにアクセスすることもできます。
専用ソフトのソースプログラムも公開されていますので、プログラム作成の参考になります。
専用ソフトソースプログラムダウンロード
波形をBMPファイルとしてダウンロードが可能
本器のシリアル通信端子(TX、RX端子、3.3V UART)に接続し、パソコンのハイパーターミナルを使い、XMODEM protocolを指定すると、本器の画面に表示されている波形をBMPファイルにしてダウンロードすることができます。
ただし、3.3VのUARTシリアル通信なので、3.3V対応のUSB-UART変換器等が必要です。
Xprotolab 紹介映像
Xprotolab 任意波形発生器(AWG)機能紹介映像
仕様
CPU ATXMEGA32A4 36KB Flash, 4KB SRAM, 1KB EEPROM
有機ELディスプレイ 0.96インチ 128×64ピクセル
基板寸法 41mm × 26.7mm
PDIインターフェイス
タクトスイッチ 4個
USBマイクロB端子
USBでWindows PC、Android スマートフォン、タブレットに接続可能
USB端子に接続すると、電源は、USBより供給されます。ピンヘッダーの電源端子には電源を接続しないでください。
オシロスコープ仕様
入力2点
最高サンプリングレート 2MSPS(メガサンプル毎秒)
アナログ帯域幅 200kHz
分解能 8ビット
入力インピーダンス 1MΩ
バッファーサイズ(チャネルごと) 256
入力レンジ -14V~+20V
ロジックアナライザー仕様
入力8点
電圧 3.3V
最高サンプリングレート 2MSPS(メガサンプル毎秒)
周波数カウンター 12MHz
プロトコルアナライザー UART, I2C, SPI
内部プルアップ・プルダウン
バッファーサイズ 256
AWG(任意波形発生器)仕様
出力1点
最大変換レート 1MSPS(メガサンプル毎秒)
アナログ帯域幅 44.1kHz
分解能 8ビット
出力電流 ±7mA以下
バッファーサイズ 256
出力電圧 ±2V
ダウンロード
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
Windows XPに接続して使う場合の注意
Windows XPでは、最新のプログラム、デバイスドライバーが作動しない場合があります。
下記の方法でダウングレードしてください。デバイスマネージャーからの削除だけでは、古いデバイスドライバーを指定しても新しいドライバーがインストールされてしまいます。
1.XprotoLabを接続した状態でデバイスマネージャーでドライバーを削除します。
2.エクスプローラーでC:\WINDOWSフォルダーの内容を見ます。隠しファイル・フォルダーが表示されない設定になっている場合は、すべてのファイルが表示されるように設定を変更してください。
3.C:\WINDOWSフォルダー内にinfというフォルダーがありますので、その内容を見ます。
4.oem88.inf、oem88.PNFというようなファイルがあります。88の部分は、インストールされた順に自動的に付けられますのでPCによって異なります。XprotoLab用のものかどうかは、インストールした日時などで判断
するとよいでしょう。また、XprotoLab用の場合、oem88.infの内容の下の方が下記のようになっています。
新しいデバイスドライバーの場合
; =================== Strings ===================
[Strings]
MFGNAME="Gabotronics"
DESCRIPTION="Xscope"
WinUSB_SvcDesc="WinUSB Device"
DISK_NAME="WinUSB Device Install Disk"
DEVICEMANAGERCATEGORY="Gabotronics"
一方、古いデバイスドライバーの場合
; =================== Strings ===================
[Strings]
ProviderName="Gabotronics"
USB\MyDevice.DeviceDesc="XMEGA Oscilloscope"
WinUSB_SvcDesc="WinUSB Driver"
DISK_NAME="My Install Disk"
5.そのoem88.inf、oem88.PNF(88は一例)といったXprotoLab用のファイルを削除します。ファイル名が同じで別の拡張子のファイルがあればそれも削除します。
6.下記の古いデバイスドライバーをダウンロードして、展開しておきます。
xscope-usb-driver201205.zip
7.XprotoLabを接続し直し、ウィザードで上記のデバイスドライバーを指定します。
8.アプリケーションも古いVer.0.22にする必要があります。
xprotolab-pc-interfacev22.zip
価格:6,600円(本体 6,000円、税 600円)