I2CまたはTTLレベルのUART(シリアル通信)で通信
CPU、マイクロコントローラー等のホストとは、I2CまたはTTLレベルのUARTで通信を行うことができます。パルス式の超音波センサーと違って、わずらわしいパルス幅の測定をせずに測定値を数値で得ることができます。
I2Cモード
アドレスはデフォルトでE0になっていますが、E0~FE(偶数のみ)のアドレスに変更することができます。よって、一つのI2Cバス上に16個までのSRF02を接続することができます。
I2Cでの使用方法(英語)
シリアル(UART)モード
MODE端子を0V(GND)に接続すると、シリアルモードになります。
シリアルモードでもアドレスがあり、0~Fまでの範囲で設定できますので、16個まで接続できます。RS485と同じような概念です(信号レベルはRS485ではありません)。
シリアルモードでの使用方法(英語)
自動キャリブレーション
電源をONにした際、自動的にキャリブレーションが行われますので、ユーザープログラムでキャリブレーションを行う必要がありません。
1個のマスターに対して16個接続可能
I2Cモードはもちろん、UARTモードでも1個のマスターに対して本器を16個接続することが可能です。複数接続した場合でもコマンドを受けたデバイス(アドレス)以外は、TX端子がハイインピーダンス状態になりますので、正しく作動します。
USBでパソコンに接続可能
USB I2C変換器 USB-ISSを使用すると、パソコンのUSBに接続することができます。パソコンで簡単に距離測定値を得ることができます。
USB-ISSは、電源を入れた直後は、I2C 100kHzの状態になっていますので、USB-I2Cと同様に使えます(端子配列は異なります)。よって、USB-I2Cと組み合わせて使うためのテストプログラム USB_I2C_SRF02 は、USB-ISSでも使用できます。
テストプログラムダウンロード
実行すると、SRF02が正しく検出されずアドレスがどんどん変わる場合があります。そのときは、一旦、わざと割付と違うCOMポートを選択し、アドレスが一巡してから正しいCOMポートにするとうまくいきます。
Arduinoでも使用可能
I2Cインターフェイスを使い、Arduinoでも使用することができます。サンプルスケッチも用意されています。
SRF02制御サンプルスケッチ
Raspberry Piでも使用可能
I2Cインターフェイスを使い、Raspberry Piでも使用することができます。サンプルプログラムも用意されています。ただし、Raspberry PiのI/O電圧は3.3Vですが、SRF02は5Vのため、レベル変換が必要です。レベル変換は、当店のI2C-LVL01を使うと便利です。
SRF02 Raspberry Pi サンプルプログラム
測定範囲 16cm ~ 6m
電源 5V 定格電流4mA
周波数 40kHz
寸法 幅24mm × 奥行20mm × 高さ17mm
アナログゲイン 64ステップ自動調整
接続モード
1.I2Cバス
2.シリアルバス(TTLレベル UART)
1個のマイクロコントローラー、UARTシリアルポートに対して本器を16個まで接続可能
単位 μs(マイクロ秒)、 cm、インチ
重量 4.6g
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
端子配列
ビームパターン 単位db
検出距離 (対象物 直径55mmのプラスチックパイプ)
価格:2,724円(本体 2,476円、税 248円)