30AまでのDCブラシモーター2個の制御が可能
DC7V~35V 電流30A(1秒以内なら80A、30A以下なら連続使用可)のDCブラシモーター2個の制御が行えます。
モーター2個の制御 スキッドステア(差動操舵)も可能
2個のモーターは、単独制御、連動制御ができます。特に2個のモーターにそれぞれ車輪をつけると、スキッドステア(差動操舵)ができ、セグウェイ、戦車のような操舵ができます。
相撲ロボット等の車輪駆動に便利です。
PWMによる速度制御
PWM信号を入力することにより、モーターの速度制御および回転方向制御を行うことができます。16kHzまでのPWMに対応しています。
固定型アンチフェーズPWM、サインマグニチュードPWMの両方に対応しています。
固定型アンチフェーズPWMとは、デューティー比50%のPWMでモーター停止、50%未満でモーター正転、50%超でモーターが逆転する制御方式です。
サインマグニチュードPWMとは、PWMの信号と別に回転方向信号を入力することにより、正転・逆転を制御します。
内部でコンデンサーによりPWMをアナログ電圧に変換しています。よって、サインマグニチュードPWMでモーターを停止させたい場合は、完全に0Vにしてください。Lレベルのしきい値0.5Vでは低速でモーターが回転します。TTL IC出力など、0Vにならない場合は、CMOS ICを間に入れて、ほぼ0Vになるようにしてください。
アナログ電圧入力による速度制御
直流0~5V入力による速度制御も可能です。
2.5Vで停止、2.5V未満で正転、2.5V超で逆転させる方式と、0~5V入力と別に回転方向信号を入力する方式の2つに対応しています。
また、5V出力の端子も備えていますので、別電源を使わず、可変抵抗(ボリューム)を接続して使うこともできます。
RCアンプ互換制御
RC(ラジコン)カーのモーター制御に使われるアンプと同じ制御信号で使うこともできます。RCのアンプは、サーボと同じPWM信号で制御されますが、それと同じ信号で本器を制御することができます。
また、RC受信機からの前進・後退制御アンプ(またはサーボ)出力、および、左右ステアリング制御サーボ出力の2点の信号を本品に入力させると、モーター2個をスキッドステア(差動操舵)制御させることができます。セグウェイ、戦車のような操舵ができます。
上記は、Mix mode (スキッドステア)の設定です。2個のモーターを独立して制御したい場合は、SW3、SW4を共にONにしてください。
シンプルシリアルモード
3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)とボードを選択する信号2本を使います。指令対象の信号をHにしてから、UARTでコマンドを送ります。本品からの読出しはできません。
パケット化シリアルモード
1台のマスター(マイクロコントローラー等)で8枚までの本品の制御ができます。
信号線は、3.3Vまたは5Vレベルのシリアル通信(UART)のみです。ボード上のディップスイッチでアドレスを設定し、コマンド送信時にアドレスを指定します。
本品からの読出しはできません。
ロジック用電源不要
基板内部で使用するロジック制御の電源は、モーター用の電源を降圧して使いますので、別途用意する必要はありません。
マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。
仕様
モーター電源電圧 DC7~35V
モーター最大電流 30A、瞬間ピーク(1秒以下)80A
ロジック用電源 モーター用より供給
ロジック電圧 5Vまたは3.3V
スイッチング素子 MOS FET
寸法 81.28mm(幅) x 101.60mm (奥行) x 42mm (高さ)
信号入力 コネクター(ナイロンコネクター付属)
ノイズ防止のため、モーターの+、-に0.01μFのコンデンサーを接続してください。
安全のため、ブレーカー、ヒューズ等を介して、本品に電源を接続してください。
価格:11,660円(本体 10,600円、税 1,060円)