遠隔地から温度等の監視・サーバーの監視に最適
インターネット経由で遠隔地からのリレー操作も可能
Ethernetに接続し、パソコン等よりデジタル入力・アナログ入力各1点、温度センサー入力1点、1個のリレーのON・OFF制御ができます。WEBサーバー機能を内蔵していますので、プログラム作成をせずにLAN、インターネットに接続されたパソコン等から操作・モニタリングすることができます。
Visual Basic、C++、C#などのプログラミング言語からの制御はSNMPを使うことにより行えます。
SNMPエージェントとしても動作するので、ネットワーク・サーバー監視ソフトからの使用に最適です。
この商品は、販売終了しました。後継品は下記です。
TCW122B-CM
■ 商品説明
Ethernetに接続し、LAN・インターネットからWEBで簡単にデジタル入力、アナログ入力、温度・湿度センサー入力の各値の確認、リレーのON・OFF操作ができます。SNMPを使えばプログラムからの操作も可能。SNMPエージェントとしても動作しますので、Zabbixなどの監視ソフトからの使用も便利です。
■ 商品仕様
製品名 | TCW112-CM Ethernet I/Oボード デジタル入力1点 アナログ入力1点 リレー出力1点 温度センサー入力点 |
---|---|
型番 | TCW112-CM |
メーカー | TERACOM |
外寸法 | 幅78mm × 奥行50mm × 高さ18mm |
製品重量 | 45g |
デジタル入力1点
直流5Vの1点のデジタル入力を内蔵しています。ジャンパー設定により、ドライ接点・電圧入力の切り替えが可能です。
アナログ入力1点
直流0~60Vのアナログ入力を1点内蔵しています。
c接点リレー1個搭載
c接点1回路のリレーが1個搭載されています。
温度センサー入力1点内臓
専用の1-Wire温度センサーを接続(別売:温度センサー TST100、別売:温度・湿度センサー TSH202、)することにより、温度測定ができます。遠隔地の気温測定などに便利です。
LANに接続してパソコンから制御
WEBサーバー機能が内蔵されていますので、プログラムを作成せずにInternet Explorerなどのブラウザーから各入力の値の確認、リレーのON・OFF操作を行うことができます。もちろん、パスワード保護されていますので、パスワードを知らない人による操作を防止でき安心です。
ブラウザーソフトであれば、Windowsだけでなく、Linux、Macからでも操作できます。
リレーのパルス出力も可能
リレーの制御は、WEBからのON・OFFの各操作だけでなく、リレーがONになった後、設定した秒数(1~253秒)経過後、自動的にOFFにするパルス出力することも可能です。
ブラウザーから簡単設定
本商品の各設定は、リレーの操作と同様、パソコンのブラウザーで行えます。面倒なコマンドによるパラメーター設定が不要です。
インターネットに接続して外出先から操作
固定グローバルIPアドレスを使用し、ルーター設定でポート番号80へのアクセスを当商品のIPアドレスにすれば、外部からリレーのON・OFFができます。
デジタル入力の変化によるEメール自動送信、SNMPトラップ送信が可能
デジタル入力のONまたはOFFの変化でSNMPトラップ送信、SMTPによるEメール送信を行うこともできます。ただし、本商品はEメールの受信ができないので、多くのプロバイダーが採用している送信の前に受信が必要なメールサーバー(POP before SMTP)ではメール送信機能は使えません。SMTP AUTH (SMTP認証)には対応しています。POP before SMTPのみでSMTP AUTHに対応してないプロバイダー等をご利用の場合は、POP before SMTPが不要でSMTP AUTHに対応しているYahoo!メール等を使うとよいでしょう。本商品は、SSLには対応してないため、Gmailでは送信できません。
アナログ入力値の異常値でEメール自動送信が可能
アナログ入力値が設定範囲を超えたとき、SMTPによるEメール送信を行うことができます。
温度・湿度異常値でEメール自動送信が可能
温度・湿度が設定範囲を超えたとき、SMTPによるEメール送信を行うことができます。
ヨーロッパ端子台で簡単接続
リレーへの接続は、ヨーロッパ式端子台で行いますので、コネクターのはんだ付け、圧接が不要です。
SNMPでプログラムによる操作も可能
Visual Basic、Visual C++、Visual C#などのプログラムでリレー操作を行いたい場合は、SNMPを使用することにより行えます。SNMPのコマンド発信ができればいいので、Windowsだけではなく、Linux、Mac OSでもできます。
Windowsの場合は、WinSNMP APIを使用すると比較的簡単に作成できます。WinSNMP APIは、Visual Stuio .NETだけではなく、Visual Studio 6.0でも使用できます。
Linuxのコマンドによる読み書き
Linuxでは、ターミナルのコマンドで値の取得、リレーのON・OFF等を行うことができます。例)
アナログ入力1の値の読み出し
snmpget -v 1 -c public 192.168.1.2 1.3.6.1.4.1.38783.3.7.0
リレー1のON
snmpset -v 1 -c private 192.168.1.2 1.3.6.1.4.1.38783.3.3.0 i 1
SNMPエージェント
SNMPエージェントとしても作動しますので、SNMPマネージャーから各値の読み出し、リレーの操作等を行うことができます。MIBファイルが用意されていますので、わずらわしいOIDの数字を意識する必要がありません。TCW112-CM MIBファイル
Zabbix、Net-SNMP、LoriotPro、TWSNMPに対応
Zabbix、Net-SNMP、LoriotPro、TWSNMP等、ネットワーク・サーバー監視ソフトウェアにも対応しています。温度センサーを接続すれば、温度監視として使用することができます。
ユーザーによるファームウェアアップデート可能
本商品の機能向上などで新しいファームウェアがリリースされた際には、ユーザーによるFTPでの書き換えができます。
従来商品TCW111との機能相違点
アナログ入力のレンジが直流0~60Vになりました。VLAN、MACアドレスフィルターに対応していません。
リレーの許容電圧・電流が直流24V 3A、交流30V 3Aになりました。
仕様
10Mbit Ethernet
電源電圧 直流12V±2V
ACアダプター等は付属されていません。内径φ2.1のプラグ、センター+のACアダプター等を別途用意してください。当店で別売品のACアダプター DC12V0.5Aを用意しております。
重量 45g
寸法 72× 50 × 18 [mm]
動作温度 0~40 ℃
保存温度 -40~85 ℃
デジタル入力1点
ジャンパー設定によりドライ接点入力・電圧入力の切替可
デジタル入力 Hレベル最低電圧 2.5V
デジタル入力 Lレベル最高電圧 0.8V
デジタル入力 最高電圧 5.5V
アナログ入力範囲
0~60V
リレー接点最大電流
3A
リレー接点最大電圧
交流 30V
直流 24V
TCW112-CM マニュアル(英語)
日本語マニュアルは用意しておりません。