フランスIKA Logicの製品。パソコンのUSBに接続し、HD44780互換のキャラクターLCDの表示をユーザー作成のプログラムより制御することができます。バックライト、コントラストの設定もプログラムから行うことができます。TTLレベルのUART(シリアル通信)による接続にも対応していますので、PIC、AVR、Arduinoなどのマイクロコントローラーで使用することも可能です。
IKA Logicで販売終了したため、当店でLCDモジュールにUSBインターフェイスをはんだ付けして販売してます。受注生産のため、2週間ほどかかります。USBインターフェイスの在庫限りの販売です。在庫がなくなりしだい、販売を終了します。
パソコンにUSBで接続
パソコンにUSBで接続し、ユーザープログラムにより、表示制御を行うことができます。
HD44780コントローラー互換
キャラクターLCDのデファクトスタンダードとなっていますHD44780コントローラー互換のLCDを使用しています。
HIDとして動作
パソコンにUSBで接続すると、USBキーボート等と同じ、HID(Human Interface Device)として動作しますので、別途ドライバーをインストールする必要がありません。
プログラムは、USB HIDに対する書き込みを使用します。
Vender ID (16進数) 16C0
Product ID (16進数) 05DF
コマンドは、Feature Reportに対する書き込みで送信してください。通常のInput、Outputへの書込みでは、動作しません。
サンプルプログラム(Visual Basic 2008)
Visual Basic 2008での使用方法解説
Linux、MacOSでも使用可能
上述のとおり、HIDとして動作するため、Windowsに限らず、Linux、MacOSでも使用できます。
HID APIを使用すると、比較的簡単にプログラムの作成ができます。HID APIは、Windowsでも使用できます。Visual C++でネイティブプログラムを作成する場合は、HID APIのほうが使いやすいです。
プログラムは、13バイトのバイト(unsigned char)型の配列を用意し、1番目の要素は0固定で、2番目以降に表示する文字コードなどを入れ、Featureに対して出力してください。
専用マネージドDLLを用意
専用のマネージドDLLが用意されていますので、Visual Basic および、Visual C# 2005以降で使用する場合、参照を設定するだけで各メソッドを使用することができます。また、Visual C++ 2005以降の C++/CLI でも使用できます。
TTLレベルのUART通信
TTLレベルのUART通信(シリアル通信)にも対応していますので、PIC、AVR、Arduinoなどのマイクロコントローラーで使用することも可能です。RX,TXだけですので、I/O2点のみで済み、I/O端子の節約になります。
バックライト、コントラストもプログラムで制御することができます。
カタカナの表示も可能
半角カナの文字コードを出力すると、カタカナの表示も可能です。
コマンドライン用プログラムを用意
プログラムを作成しなくてもWindowsのコマンドプロンプトから使えるよう、当店でコマンドラインで動作するプログラムを作成しました。HID APIを使用しています。展開してできたファイルhidapi.dllをlcdset.exeと同じフォルダーに入れて使用してください。
コマンドライン用プログラムダウンロード
使い方
コマンドlcdset.exe の後に引数として表示する文字(半角)を指定してください。スペースが含まれる場合は、""で囲ってください。引数を入力しない場合、全ての文字が消去されます。
使用例
lcdset "Hello World!"
仕様
寸法 幅80mm×高さ36mm×厚さ20mm
重量 45g
液晶モジュール DENSITRON LWM1602B-EW-HNB
USB接続 USBミニコネクター
USBケーブルは付属しておりません。
ダウンロード
データシート(マニュアル)
日本語マニュアルは用意しておりません。
テストプログラム LCD Logic configuration and testing tool
専用DLL
サンプルプログラム(Visual Basic 2008)